D2Cで商品販売!自社ブランドを立ち上げる手順とコツ【2025年最新版】
「自分のブランドを持って商品を売ってみたい」
「小資本でも始められるビジネスを探している」
そんな人に今注目されているのが、D2C(Direct to Consumer)モデルです。
SNSやECの発展により、個人や小さなチームでも自社ブランドを持ち、ダイレクトに顧客に商品を届けることが可能になりました。
この記事では、
✅ D2Cとは何か?従来型ECとの違い
✅ 自社ブランド立ち上げの手順
✅ 商品企画・製造・販売のコツ
✅ マーケティングで成功するための戦略
✅ 初心者がやりがちな失敗と注意点
をこれからD2Cで商品を販売したい方、ブランドを持ちたい方向けに、具体的なステップや成功のポイントを丁寧に解説します。
目次
- D2Cとは?メリットと従来のECとの違い
- D2Cビジネスで売れる商品ジャンルと成功事例
- 自社ブランドを立ち上げる7ステップ
- 商品企画〜製造で押さえるべきポイント
- 販売チャネルとECプラットフォームの選び方
- D2C成功のカギは「ブランディング」と「共感」
- よくある失敗とその回避法
- まとめ:D2Cで小さく始めて大きく育てよう
1. D2Cとは?メリットと従来のECとの違い
D2C(Direct to Consumer)とは、メーカーやブランドが、自社で企画・製造した商品を、仲介業者を通さずに顧客へ直接販売するビジネスモデルです。
✅ 従来型ECとの違い
項目 | 従来型EC | D2C |
---|---|---|
流通 | 卸業者・小売店を介す | 直接販売 |
価格コントロール | しづらい | 自由に設定可能 |
顧客との接点 | 間接的 | 直接(SNS・自社サイト) |
マーケティング | 商品ベース | ブランドストーリー重視 |
2. D2Cビジネスで売れる商品ジャンルと成功事例
✅ 売れやすいD2Cジャンル
- 美容・コスメ(スキンケア、サプリなど)
- ファッション(アパレル、小物)
- 食品・飲料(オーガニック、プロテイン、健康食品)
- 日用品(歯ブラシ、タオル、洗剤)
- ペット用品、ベビー用品、アウトドアグッズ
✅ 国内のD2C成功事例
ブランド名 | 特徴 |
---|---|
BULK HOMME(バルクオム) | 男性用スキンケアで世界展開。SNS戦略が秀逸。 |
FABRIC TOKYO | オーダースーツD2C。サブスク要素もあり。 |
BASE FOOD | 完全栄養食をD2Cで展開。定期購入モデル。 |
→ 共通点は「課題解決×共感×ブランディング」の徹底。
3. 自社ブランドを立ち上げる7ステップ
✅ ステップ1:ビジネスモデル設計
→ 何を、誰に、どう届けるのかを明確に。
✅ ステップ2:コンセプト設計・ブランド作り
→ 「想い・世界観・価値観」を言語化し、ロゴ・ネーミングへ。
✅ ステップ3:商品企画・原価シミュレーション
→ 商品の特徴、原材料、コスト、リードタイムを試算。
✅ ステップ4:OEM・ODMで製造パートナーを探す
→ 小ロットから対応できる工場や業者と提携。
✅ ステップ5:パッケージ・デザイン制作
→ ブランドの世界観を伝える重要な要素。プロに依頼も◎
✅ ステップ6:ECサイト構築
→ Shopify・BASE・STORESなどから選ぶ(後述)
✅ ステップ7:SNS運用&ローンチ準備
→ Instagram・X・LINEなどで“世界観づくり”をスタート
4. 商品企画〜製造で押さえるべきポイント
フェーズ | ポイント |
---|---|
商品企画 | 「競合との差別化」と「顧客の声」がカギ。自分が欲しいか?を常に問う |
原価設計 | 目安:販売価格の30〜40%以内に抑える。梱包・送料も含めて計算 |
製造方法 | 小ロット対応のOEMがおすすめ。クラウドソーシングで工場を探すのも◎ |
サンプルチェック | 複数社から取り寄せて比較。品質だけでなく納期や対応も評価ポイント |
5. 販売チャネルとECプラットフォームの選び方
✅ おすすめのECプラットフォーム
サービス名 | 特徴 |
---|---|
Shopify | カスタマイズ性◎。世界標準。D2Cブランド向け |
BASE | 初心者でも簡単に作れる。無料プランあり |
STORES | デザインテンプレ豊富。飲食・アパレルに強い |
カラーミーショップ | 決済・機能面が豊富。中級者向け |
→ 最初はBASEやSTORESで小さく始め、スケールしたらShopifyへ移行も◎
6. D2C成功のカギは「ブランディング」と「共感」
D2Cでは、「良い商品」だけでは売れません。
ブランドの世界観・価値観・ストーリーに共感してもらうことがカギです。
✅ ブランディングの3つの柱
- “なぜ”その商品を作ったのか(理念・想い)
- 世界観を統一したデザイン・SNS運用
- 顧客と“対話する”マーケティング
→ 「単なる販売」ではなく、「応援したくなるブランド」づくりが重要!
7. よくある失敗とその回避法
失敗例 | 原因 | 回避法 |
---|---|---|
売れない商品を大量発注 | 市場調査不足 | 小ロット・テスト販売を先に行う |
コンセプトがブレる | ブランドの軸が不明確 | 一貫したメッセージ・世界観を設計 |
SNSが宣伝ばかりで伸びない | ファンがつかない | ストーリー・価値提供型投稿を意識 |
ECサイトのUXが悪くて離脱 | 決済・デザインが使いにくい | ShopifyやBASEのテンプレを活用して改善 |
8. まとめ:D2Cで小さく始めて大きく育てよう
D2Cは、誰でも自社ブランドを持てる時代を象徴するビジネスモデルです。
- 小資本から始められる
- 顧客との距離が近い
- ブランドと想いが「武器」になる
- リアルな“応援”が売上に直結する
「売れる商品を作る」のではなく、
「買いたくなるブランドを作る」ことがD2C成功の最大のポイントです。
まずは自分の「想い」や「こだわり」を、ひとつの商品に込めてみませんか?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。