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金のまにまに

夏と言えば花火大会

日本の花火大会は夏の風物詩!

私はあまり人混みが得意ではないのですが、今年は友人に誘われたので行ってきました。

まず、全国各地で開催される花火大会の中でも特に規模が大きく、歴史と伝統を誇るいくつかの大会について調べてみました。

隅田川花火大会

開催場所と歴史
隅田川花火大会は、東京都台東区と墨田区の隅田川沿いで毎年7月下旬に開催されます。
この大会は、1733年に始まった「両国川開き」が起源とされ、江戸時代から続く伝統的なイベントです。
当時、疫病の犠牲者を弔うために花火が打ち上げられたことから始まり、現在では全国的にも有名な花火大会となっています。

動員数と花火数
隅田川花火大会は、2万発以上の花火が打ち上げられ、毎年約100万人以上の観客が訪れます。
2か所の打ち上げ会場で行われ、趣向を凝らした花火が隅田川の夜空を彩ります。
特に、芸術性の高い創作花火が魅力で、多くの花火師が腕を競います。

長岡まつり大花火大会

開催場所と歴史
新潟県長岡市で毎年8月2日・3日に開催される「長岡まつり大花火大会」は、日本三大花火大会の一つとされています。
長岡まつりは、1945年の長岡空襲の犠牲者を慰霊する目的で始まりました。
戦後復興の象徴として、平和への願いを込めた花火が打ち上げられています。

動員数と花火数
この大会では、約2万発の花火が打ち上げられ、2日間で約100万人以上の観客が訪れます。
中でも、「正三尺玉」と呼ばれる直径90cmの大玉花火や、川幅約2kmを利用した「フェニックス花火」が見どころです。
特にフェニックス花火は、壮大なスケールと感動的な演出で多くの観客を魅了しています。

大曲の花火

開催場所と歴史
秋田県大仙市の大曲地域で毎年8月の最終土曜日に開催される「大曲の花火」は、全国花火競技大会としても知られています。
この大会は1910年に始まり、100年以上の歴史を持ちます。
全国の花火師が集い、その技術を競い合う場として、高い評価を得ています。

動員数と花火数
大会では、1万8000発以上の花火が打ち上げられ、観客動員数は70万人を超えます。
競技部門と余興部門に分かれており、特に競技部門では花火師たちが創意工夫を凝らした花火を披露します。
優勝作品は「内閣総理大臣賞」として表彰され、全国にその名を轟かせます。

淀川花火大会

開催場所と歴史
大阪府大阪市の淀川河川敷で毎年8月上旬に開催される「淀川花火大会」は、関西地方を代表する花火大会の一つです。
この大会は1989年に始まり、比較的新しいものですが、年々規模が拡大しています。

動員数と花火数
淀川花火大会では、約1万5000発の花火が打ち上げられ、毎年50万人以上の観客を動員します。
大阪の中心部に位置するため、アクセスが良く、多くの観光客が訪れます。
特に、川面に映る花火の美しさが魅力で、大玉連発や音楽とシンクロした花火が見どころです。

そして私が行ってきたのは戸田橋花火大会!

「いたばし花火大会」と「戸田橋花火大会」は、荒川を挟んで東京都板橋区と埼玉県戸田市の両岸で行われる夏の恒例イベントです。
これらの花火大会は、それぞれ「第65回いたばし花火大会」と「第71回戸田橋花火大会」として開催され、荒川放水路通水100周年を記念する特別なイベントとなりました。

開催場所と時間
両大会ともに荒川河川敷を舞台に行われ、19:00から20:30までの1時間半にわたって花火が打ち上げられました。
板橋側では、浮間舟渡駅からアクセスが良く、戸田側では戸田公園駅が最寄り駅となっています。

打ち上げ数と特徴
今年の花火大会では、合計1万5000発の花火が打ち上げられました。
特に「ナイアガラの滝」と呼ばれる壮大な仕掛け花火や、大玉の尺玉などが夜空を彩り、多くの観客を魅了しました。
ポケモン花火というのもあり、ピカチュウやモンスターボールのデザインの花火が打ち上げられていました。
また、戸田橋花火大会では、創作花火「SkyFantasia」として、音楽とシンクロする色とりどりの花火が披露され、観客を楽しませました。

動員数と会場の雰囲気
毎年、両花火大会は多くの観客を集めることで知られており、今年も例年通りの盛況ぶりを見せました。
特に有料観覧席が設けられ、快適な環境で花火を楽しむことができるエリアが提供されました。
また、無料エリアも設けられ、多くの家族連れやカップルが訪れました。

歴史と意義
これらの花火大会は、長い歴史と共に地域の夏の風物詩として定着しています。
板橋と戸田の両市の交流を深めることを目的として始まったこのイベントは、地域の発展と共に進化を続け、現在では多くの人々に愛されています。

日本各地で開催される花火大会ですが、一体どのくらいの費用が掛かっているのか気になったので調べてみました。

花火大会の開催には多額の費用がかかります。
一般的に、これらの費用は主に花火の打ち上げ費用、人件費、場所代、警備費、救護用テントや仮設トイレの設置費用、ゴミ処理費、広告宣伝費などに分けられます。

打ち上げ費用
打ち上げ花火の費用は、その大きさ(号数)により異なります。
例えば、3号玉(直径約9センチ)の花火は1発あたり約3000円〜4000円、10号玉(直径約30センチ)では5万円〜7万円程度の費用がかかります。
さらに、特大の40号玉ともなると、1発で250万円以上の費用がかかることもあります。

総合費用
日本の大規模な花火大会、例えば隅田川花火大会では、総合費用が約1億5000万円とされています。
この中で、打ち上げ費用が約6500万円、警備費が約3000万円、救護用テントや仮設トイレの設置費用が約2700万円を占めています。
また、他のコストとしては、ゴミ処理や広告宣伝費がかかります。

費用の負担
これらの費用は、地方自治体の支出や民間企業からの協賛金、そして有料観覧席の収益などによって賄われています。
例えば隅田川花火大会では、東京都や台東区、墨田区などの公共機関からの出資が約9250万円に上り、企業からの協賛金が約3600万円、市民からの協賛金が約2200万円となっています。
また、テレビ放映権を持つ放送局からの協賛金も含まれます。

花火大会の成功は、多くの人々や組織の協力によって支えられており、経済的にも大きな影響を与えるイベントです。
観覧席の収益や観光客の消費など、地域経済に対するプラスの影響も期待されます。

夏も残りわずか。
花火大会に限らず、いろいろなイベントが各地で催されていますから、たくさんの思い出を作りたいと思います。

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